情報漏洩の社会を考える

北川景子さんが、9月3日放送のTV番組「しゃべくり007」に出演したことで、
ネットでの検索が急上昇している。

例えば、北川景子と名前で検索すると、父の仕事についての話題が検索上位に来る。
これまで北川さんは、父の仕事について語ってこなかったが、祖父母が、父親が三菱重工に
勤務しており、宇宙・防衛関係の仕事をしていると語ったことから、
ネットで検索した人たちが、人物を特定している。　

本来、防衛関連の仕事に携わっているのであれば、お父さんの立場を考えると
公にはしたくない。

それでもネット社会では、人物探しを楽しみ、特定できたことを自慢する人たちもいる。

今の時代、複数のキーワードで検索すると人の特定など容易であり、個人のプライバシーも
簡単に把握される。また、個人の消費履歴に応して、企業が様々な提案を
ネットや電子メール、ダイレクトメールにて売り込みを掛けてくる。
私たちも日常の消費サイクルにぴったりのタイミングで値引きなどのオファーが来たら
それらを無視することは難しいと思う。

人の人物像、属性や行動履歴を情報として、知らないうちにまとめ上げられ、
将来の行動に対して、知らないうちに将来の商品購入や行動を管理・誘導される
時代であることを再認識する必要がある。

タグ：情報社会 北川景子