幸福な人生を送るために

生き甲斐のある幸福な人生を送るための条件について、
ハーバード大が行った「グラント研究」において、
以下の通り報告されている。

人は、金銭的資産が乏しかったり、他の人より少なかったりすれば、
不満が生まれる。しかし、人生に満足している人に共通する際立つた
要素の一つは、障害を通して深くて強力な人間関係を築いていることだった。

研究の結果、幸福を支える柱は、2つある。
一つは愛、
もう一つは、愛をないがしろにしにせずに済む生き方だ。
つまり、稼ぐ金が増えれば、幸福の度合いは高まるかもしれない。
しかし、幸福かそうでないかをわけるのは、あくまでも愛なのである。

美容が重要な資産であることを裏付ける研究がある。
労働経済学者のダニある・ハマーメッシュの研究では、
容姿に恵まれた人は月並みな人に比べて、
就職までに要する期間が短く、
昇進するのが速く、
給料も3～４％高いという。

背の高い人ほど、給料が高い傾向もある。

これからの長寿社会で非常に重要となる無形資産は、

１つ目は、生産性資産
人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすために役立つ要素。
例えば、スキルと知識が主な構成要素である。

２つ目は、活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福のこと。
健康、友人関係、パートナーやその他の家族と良好な関係など。

３つ目は、変身資産
自分についてよく知っていること、
多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること、
新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていること。

どのような知識が価値をもつのか？

経済的な価値を生み出せる（有益なものとしての需要があり）、
しかも希少性があるスキルや知識である。

今後は、特に機械によって代替えされにくい以下の様な
スキルや知識であることが重要である。

（１）新しいアイデアと創造性をはぐくむのを助けること。
（２）人間ならではのスキルと共感能力を発揮できるようにすること。
（３）思考の柔軟性、あらゆる分野で通用する重要な汎用スキル

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