「儲ける」ための５つのステップ

製造現場において、生産性は、ボトルネック工程の能力以上は絶対に向上しないという
原理を参考とすれば、ビジネスは、制約条件こそが利益を握るカギであると言える。

制約条件の考え方は、物理的に能力が不足したり、余っていたりする状態で、
これを「物理的制約」とビジネスの方針や経営管理の仕組みによる「方針上の制約」
の2種類に分かれる。

従って、ビジネスの「儲ける」ことを制限している制約条件を
以下の5つのステップで継続的に改善する必要がある。


（１）システムの制約条件を見つける
（２）制約条件を徹底的に活用する
（３）その決定にシステムの他の機能が従属する
（４）制約条件の能力を向上させる
（５）継続的に改善し続けることを妨げる、
　　　惰性に注意しながら上記ステップを繰り返す


また、「儲ける」ためには、顧客の潜在的なニーズを以下の3つの視点より、
確認することが重要である。

（１）　顧客の「入ってくるお金」を増やすことにつながるか（スループット）
（２）　顧客の「出ていくお金」を減らすことにつながるか（在庫・投資）
（３）　顧客の「ムダなお金」を減らすことにつながるか（業務費用）


自社のビジネスが、「儲かる」のは、顧客の利益を向上させてこそ実現できる。



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タグ：改善 制約条件