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医師より、AIが認知症を予測 [AI とIT 関連]

AIを医療分野で活用する研究は、以前より、様々な調査が実施されています。

最近、米国の大学の研究チームにいて、AIによるアルツハイマー型認知症の発症予測の
可能性の調査にて、非常に効果があることが報告されました。

研究では、PET(陽電子放射断層撮影)画像からAIが認知症発症を予測することができるかについて調べました。調査対象1002人のPET画像2109枚を使用、平均して54カ月の追跡調査を行い、その間にアルツハイマー型認知症や軽度認知障害を発症したかどうかを調べました。

特に、アルツハイマー型認知症患者さんの発症以前のPET画像を診て、AIが「いずれ発症する」と診断する感度は100%なのに対し、経験のある医師3人(または5人)が診断した感度は57%とAIの予測感度のほうが、よい結果になることがわかりました。

一方、将来的な軽度認知障害の予測は、感度はAIが43%、医師は14%、アルツハイマー型認知症の予測よりも難しいことが分かりました。

この研究により、PET画像から数年後の認知症発症の予測をするために、
人工知能は有力なツールになる可能性が示されました。

AIの画像判定の技術は、学習データが多ければより精度が向上するため、
医師の見落としがちな傾向や細部も発見するようになると考えられます。
将来、病院の診療室には、AIのモニターが置かれて、アルツハイマーの発症の可能性について、
正確に状況を説明してくれる日が来るのもそう遠くないと思う。
また、現状、診療窓口や医師の専門が異なっているが、
AIが全ての治療判断を1次切り分けすることができるようになれば、
治療の効率も上がり、コストも削減できると考えられる。

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AIは、医師のメンツを奪うが、医師の診断時間の軽減に役立つであろう。

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