AI開発の暗い未来を考える

AI（人工知能）が、全ての人間の知能を超える存在となり、ロボット技術の進歩により
AIが機械を制御できるようになったとき、社会構造は激変すると思われる。
また、AIが、人類の知能を超えるのは、2045年と言われており、それ程、遠い話ではない。

未来の社会では、多くの生産活動は、ロボットに置き換わる工場の無人化、サービス業のロボット化などありとあらゆる人間の生産活動がロボット化されたとき、人はこれまでのように働く必要はなくなると思われる。

しかし、ロボットを使用して生産する事業主とそれ以外の人々との貧富の差は拡大することとなるであろう。基本的には、人間の知能を超えるロボットにできない仕事はなくなるので、人間が働く必要性はなくなる社会となる。そのような社会で人はどのように生きていくのであろうか？

未来社会では、ロボットの所有は国が行い、生産で得た利益を国民に配当するし、国民は配給されたお金で消費活動を行う社会になると予想される。それがBI（ベーシックインカム）の考え方の最終形態のようである。

しかし、理想の社会を実現する前に、大きな社会軋轢は利権の争いが起こることは避けられないと考えられる。AI技術は、社会の中の普及はもちろんであるが、軍事国防の面での開発が増加する事となるだろう、最終的には、AIを搭載したロボットが、戦争という場で人間を殺すことになるであろう。そして無駄な戦いを繰り返す人間の存在をAI自体が不要なもとの判断する可能性が考えられる。いくら人間を殺さない、保護するというプログラムを前提に開発しても、既に人類の知識を超えるAIならばプログラムを書き換えることも容易であろう。

結局のところ、AIが脅威であるからといって、開発しなければ、他国に支配される可能性があり、AIの軍事開発は人類の存在を脅かすことでもあり、人間は自ら破滅の道を突き進んでいるように思われる。
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タグ：AI