前立腺がんの急増の理由

最近読んだ雑誌の記事に男性の前立腺がんが急増しているとの内容が目に止まった。
確かに高齢化・長寿の日本社会では、二人に一人が何らかのがんに掛かると言われており、
毎年必ず１回は健康診断を行っているが、男性、前立腺がん、急増のキーワードにおいて
特に「急増」という理由を探ってみた。

まず第一に、前立腺がんの死亡者数の推移を確認、その後、前立腺がんの特徴、
治療法についての調査を行った。

インターネットで「前立腺がんの死亡者数」と検索すると、アストラゼネカが情報提供している「前立腺がんダイジェスト」というサイトが内容がまとまっており、大変役立った。

国立がん研究センターのがん情報サービスが発表している最新のがん統計によれば、
男性の前立腺がんの死亡者数（2016年）は、約1万2千人であった。
また、別の統計からは、男性の前立腺がんの患者数は、 1999年には、約1万8千人であったが、 2020年には、約10万5千人へ達するとの予測されている。
20年間に患者数が、約6倍近くも伸びた原因は、前立腺がんは、年齢依存性のがんであり、高齢者に多く発生するとのことです。

そもそも、前立腺は男性にだけある臓器で、膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでおり、一部が直腸に接している。

前立腺の病気として多いのは、前立腺肥大症で、尿がでにくい、トイレの回数が多くなる、尿をしたあとすっきりしないなどの自覚症状があるが、前立腺がんは、早期では主な自覚症状がなく、がんが進行すると血尿が認められるようになる。

治療法には、「手術療法」、「放射線療法」、「内分泌療法」など、現在は様々な治療法があるため、がんの進行状況、患者の年齢や健康状態によって、医師と相談の上で治療法を選択することが可能です。

また、前立腺がんを早期で発見するためには、PSA検査の受診が有効です。
この検査は、採血のみの検査で、血液中にある前立腺にある特異的なタンパク質の数値を測定して、前立腺がんかどうかの判定を行います。数値が基準値より、高ければ速やかに専門医に診てもらえば、前立腺がんを見逃すことはないと思います。

また、親族に前立腺がんの患者いる場合は、
遺伝・体質の類似性が考えられるので、40歳以降は注意が必要です。



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タグ：前立腺がん がん