ゲリラ豪雨の原因の正体は

昨日、関東各地で雷を伴う激しい雨、ゲリラ豪雨が発生し、
道路が冠水する被害が多発した。

ゲリラ豪雨の発生はここ数年の出来事で、最近は毎年なんらかのニュースで
見かけることとなってきた。

そもそもゲリラ豪雨は、10年前には日本ではそれほど話題になった記憶がない。

地球温暖化が引き金かと思われるゲリラ豪雨の本当の原因とは何であろうか？

気象庁サイトによれば、災害をもたらす危険性のある雨は1時間当たりの降雨量により、
以下の通りの5段階に分類されている。

1時間あたりの降雨量が10～20mm　「やや強い雨」と呼ばれ、長く降り続く場合は注意が必要。

20～30mm　「強い雨」で、側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。

30～50mm「激しい雨」。山崩れ・崖崩れの危険地帯では避難の準備が必要になり、都市部では下水管から雨水があふれる。

50～80mmは「非常に激しい雨」。土石流が起こりやすくなり、都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込むこともある。

80mm以上は「猛烈な雨」。息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるほど。大規模な災害の発生する危険性が高い。

そしてゲリラ豪雨の明確な定義はないが、
一般に 直径数十キロの範囲内で1時間の降雨量が、50mm以上の場合をゲリラ豪雨と呼んでいるとのこと。

ゲリラ豪雨の本当の脅威は、降る雨の強さではなく、
短時間で降った雨が低地に集中的に集まり、被害をもたらすことです
特に都心部では、道路の冠水による交通機関の乱れや地下水への浸水により、
地下鉄の駅が使用できなくなるなど大きな被害を引き起こします。

ゲリラ豪雨を引き起こす原因とは、一般に地球温暖化による気温の上昇により水蒸気の発生量が増加するためと考えられがちですが、本当の理由は、「ヒートアイランド現象」にあると研究者が報告しています。

ヒートアイランド現象は、都市が多様な産業活動や社会活動において熱が排出され、
特に人口が集中する地域で熱排出量が許容値を超えるために引き起こされます。

正に因果応報というか、人間が多く集まった都心では、
多くの熱が発生し、気温が上がる、それに伴い水蒸気量も増加して、
ゲリラ豪雨を引き起こすといったサイクルが、本当の正体だったというわけです。

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