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韓非子に学ぶ会社経営の法術 [書籍と感想]

全ての人民が従うべきは、唯一絶対の基準は、「法」である。
基準としての法が徹底すれば国という機構は完備される。

君主は、その機構の頂点にあって運営に務めるだけでいい。

また、それさえ心得ていれば、どんな凡庸な君主でも
立派に政治を行うことができる。




中国の思想(1) 韓非子(改訂版) (徳間文庫)

中国の思想(1) 韓非子(改訂版) (徳間文庫)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2008/08/31
  • メディア: Kindle版




現代社会の会社経営においては、会社のビジョンを明確にして、
社内規定を明確し、社内の評価を公平にし、賞罰をはっきりさせる
ことが最も重要である。

社長は、賞罰をみずから行うことである。

もしも、社長が自分で賞罰を行わず、人事責任者にまかせてしまうと、
社員はその責任者を恐れて社長を軽く見る。社員は、社長より、
その責任者ばかりを気にするようになる。

つまり、君主(社長)とは、賞罰によって臣下(従業員)を
統率する者をいう。


賞罰の運用は、君主(社長)は、臣下(社員)の「名」・言葉と
「形」・実績とを照合すべきである。

臣下(社員)にこれだけのことをやりますと申告させる。
そこで君主(社長)は、そのことばによって任務をあたえ、
その任務にふさわしい成果を求める。

成果が任務にふさわしく、それが最初の言葉と一致すれば、
そこで賞をあたえる。

成果が任務にふさわしくなく、最初のことばと一致しなければ、
罰を加える。

例え、これだけしかやれませんと、言葉では言いながら、
それ以上の成果をあげたとしても、
ことばと一致しなかったことの害は大きく、成果が大きいくらい
では償えないため、これを罰するのである。


好悪を見せるな

君主(社長)の人材の登用は、ジレンマがある。

有能な人物をとりたてた場合、その男はその能力を使って
君主(社長)の座をおびやかす可能性がある。
一方、無能な人物は組織の能力を落とし、始末におえなくなる。

そこでやはり有能な人物が良い場合、臣下(社員)はいかにも
能力があるように装って、君主(社長)に気に入られようとする。

臣下(社員)の本当の姿が見えないのでは、君主(社長)は、
臣下(社員)を正確に評価することができない。

従って、君主(社長)は、自分の好むものと嫌うものを、
臣下(社員)に見抜かれてはいけない。


君主は人を信ずるな

君主(社長)にとって、人を信ずることは有害である。
人を信ずれば、自分が人に抑えられる。

臣下(社員)は、君主(社長)と血縁関係があるわけではない。
君主(社長)の力に抑えられて、やむなく服従しているだけだ。

従って、スキがあればつけいろうと、いつも君主(社長)の本心を
伺っている。

君主(社長)がわが子を盲信するうと、腹黒い臣下(社員)は
君主(社長)の子を利用して私欲を遂げようとする。

君主(社長)が妻を信じれば、腹黒い臣下(社員)は、
君主(社長)の妻を巧みに誘導して、私欲を得ようとする。

妻というものは、もともと血縁によって夫と結ばれていない。
愛される間こそ近づけられるが、愛されなくなれば、
それで終わりである。

また、男は50歳になっても色好みはやまないが、
女は30歳になれば容姿は衰えてくる。
そのような状況で、夫に仕えるのだから、
そうしても夫の心をつなぎきれず、
妻は次第に猜疑心を抱くようになる。

従って、大国(大企業)でも小国(小企業)でも、
君主(社長)の妻が、夫の死を願うのだ。


特に、君主の死によって利益を得る人間が多ければ、
その君主(社長)の身は危ういのである。



韓非子.jpg



韓非子による教えのまとめ。

人間は、自分の利・欲望のために行動するのであり、
それに対策を講じることが最も重要である。


その対策が、法術である。
「法」に通じた者であれば、その意志はゆるぎなく、
行動は徹底する。徹底した行動がなくては、
悪事を正すことはできな。
「術」に通じた者であれば、その目はとおくまでとどき、
くまなく見通し、人の秘密をも見抜く。


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