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カナダの大麻の合法化による社会変化 [ニュースと所感]



10月17日にカナダは、国内においての大麻の所持、使用が合法化された。
一般に、日本では、大麻取締法という法律があり違法薬物と認識されていますが、
実は個人が大麻を吸引しても罪には問われないのです。
なぜなら、大麻取締法は、取扱免許を持っていない人の大麻の所持、他人への譲渡を
規制している法律であり、個人が吸引することを禁じているのでは無いためです。
これは、大麻は、種を調味料に使ったりする、農産物としての取扱があるため、
全面禁止とすることができなかった背景があるためです。

カナダの大麻の合法化は、所持もOKとのことですので、日本国民からすると
非常識な国に思えますが、さまざまな問題を考える機会にもなります。

一つには、これまで裏社会の温床となってきた大麻が合法化されることにより、
たばこなどの嗜好品の拡大として、カナダ政府は売上が2020年には65億ドル
(約7300億円)になると試算しています。そして、国は大麻1g当たり、10%
または1ドルの高い方の売上税を課すことを決めています。

小売業界は、新たな嗜好品(大麻)の取扱により売上の拡大が期待され、
政府は税収を得て、それを国の治安維持の費用に当てることが可能となります。
これまで社会の裏側で取引されていた大麻を合法化することにより、
ギャングなどにとっては、大麻の売買による収入源を奪われる事となり、
他の犯罪の増加に繋がったり、大麻の吸引による依存者の増加における
社会問題の拡大等、今後の経過が気になるところです。



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タグ:大麻 カナダ
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